Fを束縛する3つのパターン

Mの場合

男が相手を束縛する場合、ケースが3つあると言われている。

    自分に自信がない場合

    相手に経済的、精神的に依存している場合

    相手のことを1番、何よりも好きな場合

 

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「束縛ねぇ。最初はそんなこともなかったのにな」

「しているか?」

「してないと言って欲しいか?」

「できることならな」

「言うだけなら言えるが、口先だけになる。事実はまったく異なる」

「そうか?」

「 きのうどこにいた 誰といた 何時に帰った メシ何食べた 
 そういう類の質問は束縛の典型って思わないか?」

「改めて並べられると、恥ずかしくなる。自分が情けないな。重荷か?」

「うーん、そうでもないかな」

「それは良かった」

「否定してやったんだから、代わりに教えろよ答え。お前の場合・・③、か?」

「うぬぼれるなよ」

「えっだって、じゃあ他にどれだよ。ないだろ?」

「癪だが・・・①かな」

「ふーん①・・・え!?それはないだろ」

「どうしてだ」

「だって、お前自分に自信ないとか、ないだろ。自信の塊だろ?帝王だぜ」

「・・女王のお前といるとなくなってしまうんだよ」

「おいこら女王はやめろ。それにしても・・・何でだ?」

「何でかわからんのか?」

「さっぱり・・・でも、なんか嬉しいかも」

「どうしてだ」

「だって帝王の自信を失わせられる人間って、
そんな影響力強い人間って、そうそういないだろ?それが俺、なんてちょっとイイじゃん」

「悪趣味だな」

「・・・俺は、お前にとって自信や余裕をなくしてでも、
手に入れたいものなのか?」

「そうだ、と言って欲しいか?」

「・・・・・・・・」

「・・・・・・・・」

「・・別に、と言いたいところだが、言って欲しいね。お前の口から聞きたいよ」

「まったく、気が強すぎるのも困ったものだ。でも、そんなところが」

「そんなところが?」

「バカみたいに際限なく好きなんだろうな俺は。だから結局、答えは①と③だ」

 

・・・その答えを聞くや否や、藤真は牧の首に手を回してその広い胸板に顔を埋めた。







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ホン○でっか!?TVでやってたネタです。
藤魔(←あ)に翻弄されて自信のなくなる牧を見てみたい。

2013.01.17