K電産・虎の巻
~これを読めばあなたも内通者~
K電産とは
藤真健司
牧紳一
清田信長
伊藤卓
神宗一郎
花形透
流川楓
赤木剛憲
木暮公延
岸本実理
仙道彰
★K電産とは・・・神奈川K市に本社を置く。とにかくデカい。
単体で5万人。グループ連結で10万人超。海外にも拠点多数。
手がけている製品はロケットの設計・開発・製造から生活家電まで色々。
藤真たちが配属されているのは本社の自動車部門(2万人がここで稼働中)。
K電産社員の他にも同じ場所でグループ会社社員・請負会社社員・契約社員・派遣社員・期間従業員と
色々な会社の色々な勤務形態の人間が働いているのでもう、色んな意味で人種のるつぼな会社。
*会社はフレックス勤務(よって、社員の裁量で出勤・退勤時間がバラバラ)。
一応定時なるものもある(08:30~17:30)。
*社内はクールビズとウォームビズでネクタイ装着は義務つけられていない。
むしろ、技術系で実験・生産・開発を行う社員は機器に巻き込まれる危険があるので
作業中はネクタイを外すのがルール。
だが、社外の人間と交渉するような人間(例えば営業)、実験室や工場へ立ちいる時はネクタイを
外すようにしている律儀な社員は依然として着用している。が、少数派。
*社外と関わる人間が一部の人間に限られ、そのような社員には髪形・服装規則があるが
他の社員は割とどんな風でも自由。大体の社員がスーツを着崩した風。
*何だかんだで古い会社なので学閥あり。
重役に海南大出身者が多いため、海南卒業生が社内に多数。
*重役に体育会系が多いため、そのような社員が好まれる傾向あり。
学生の頃何かスポーツをしていた社員が多い。
*文系:理系=2:8。文系・事務系が少ない。電気メーカーによくある感じ。
*男性社員:女性社員=9:1。女子が極端に少ない。電気メーカーによくある感じ。
*企業スポーツに力を入れており、特に強いのがマラソンとバスケ。
ちなみに牧と流川はここのバスケチームに所属している。
■藤真健司(26才)大卒4年目。
K電産エンジン生産技術部2課主任
兼
サービスサポート部テクニカルアドバイザー
・数万人いる社員の中でもこんなに長い肩書を持っている社員は稀。
・プレイングマネージャーとか本当もういいって、と高校時代で凝りたはずなのに
会社でも気付いたら兼任にさせられていた。
・大学は工学部の電気科を卒業している。大学では他県に出ていた。Uターン就職。
・エンジン生産技術部では自動車エンジンの設計・開発をしている。
・技術者(エンジニア)として実作業をしたいのに、気付いたら主任に昇格していて
現在は実作業:部下の管理と言ったマネジメント業=50:50になっている。
・サービスサポート部テクニカルアドバイザーという職種は
営業の人間が自社製品をメーカーや顧客に売り込む際に同伴して
技術的な説明をするという役割。
文系畑出身の営業では売り込めない技術的な部分をサポートする。
(という、新しい試みで作られた職種。体よく押し付けられている)
・高校時代から厄介を押しつけられる体質は変わっていない。
・朝は早く(定時の8:30までには出社)、夜は遅い(22:00、23:00まで残業当たり前)。
・1人で他の社員比150%くらい稼働している(させられている)。
・入社4年目で主任昇格は異例の人事。
・彼の十八番は皆が帰ったあとの電話もならなく質問者も来ない静かな環境での残業。
(大体21:00~が彼の時間)
・新エンジンの開発がお題の若いプロジェクトチーム(技術部2課)に組み込まれている。
主任の藤真の上に課長がいるが、出張等でほとんどいないので実質藤真がチームマネージャー。
・直属の部下に同期入社の清田(高専卒だから2年卒業が早い)と高校時代バスケで一緒だった伊藤がいる。
(全員技術部2課。高校バスケ好きの上の人間の趣味で人選された)
2人のことは意識して厳しく接しながらも、とても可愛がっている。
・よくやること・・・スーツのジャケットの松形掛け。
高校時代の癖が抜けない。
(※松形掛け・・・カーディガンやジャケットを、袖に腕を通さず肩に引っかけて羽織ること。
昔某セレブ系ファッション雑誌が命名した)
・見かけで得をするかと思いきや、童顔(高校時代からほとんど容姿は変わっていない)なので
社外に交渉に行くと第一印象で先方にナメられることあり。
そういう時は、知識と話術で相手を黙らす。それに少し、快感を感じている自分がいる(自覚あり)。
・「やればいいんだろうが!やれば」が口癖
・「エンジン部の双璧、1課の牧に2課の藤真」と
高校バスケ好きの重役から呼ばれている。
・「エンジン部の双璧、1課の帝王・牧に2課の女王・藤真」と
別パターンの称号もあるが、藤真は自分だけがその呼び名を知らない(知らぬが仏)
・会社から通勤1時間圏内のK市に住んでいる。
1人暮らし?
・入社当時はネクタイが苦しくて嫌だった(首の周りに何か纏わりつくのが嫌で高校時代も開襟シャツ)。
だが、今はサービスサポートで社外の人間と会う事も増えたのでさすがにネクタイをせざるを得ない。
・・・と思って無理矢理装着してたら、最近平気になった。ネクタイ好きになりつつある。
■牧紳一(25才)大卒4年目。
K電産エンジン生産技術部1課主任
兼
K電産実業バスケ所属
・海南大付属高校-海南大学(工学部機械科)とバスケを続け、現在K電産実業バスケチーム所属。
・普通実業団チームの社員は会社への出社は積極的には行わない。
遠征や試合でしょっちゅういないし、普段も練習があるので職場に出社しても月に3回・・・
所属部署も、誰でも務まる様な簡素で負担が少ない部署であることが珍しくないのに
牧は仕事も人並み以上にこなす能力があるせいで車業界では花形であるエンジンの部署に配属されている。
二足のわらじ状態。でもどちらもうまくやっている。強靭的な体力と精神力の持ち主。バイタリティ、ポテンシャルは未知数。
・この人も1人で他の社員比150%くらい稼働している(積極的にしている)。
・普段はバスケがあるため、日中に職場にいるのは稀。
・遠征でなければ、かならず職場に1日1回は、1~2時間でも顔を出すようにしている。
・牧の親戚一同がK電産のお偉いさん。
・何だかんだで主任まで昇格している(藤真と同様、異例)。
血統(親戚にK電産多数)もあるがそれのみではなく実力もあるので誰も何もいえない。サラブレッド牧。
・牧の所属しているエンジン生産技術部1課と藤真たちの2課はフロアが一緒。
(フロアはブチ抜き2ブロックぶち抜き1部屋200人)
・牧が普段練習でいないので、緊急対応時には1課の社員たちが混乱することもあり。
そういう時はみな藤真に相談に来る。
「ったく、なんで俺が牧の1課まで見てやらなくちゃなんねーんだよ!」
・・とかいいつつちゃっかり面倒を見る藤真。
基本的に頼られるのが好き。弱い(アレ?いつの間に藤真の話に)
・口癖は「藤真!」
(探しているときに呼んだり、藤真の悪ふざけを抑制するときに一喝したり)
まるで古い体質の亭主が女房を呼ぶ時のように偉そう。社員がみんなモノマネをしている。
・K市の総合駅前の高層マンションに1人暮らし。
・すでに重役の貫録。
・スーツを正統派に着こなす。文句ナシに似合う。ロマンスカラー(さすがに早過ぎる)。
■清田信長(24才)専門卒4年目。
K電産エンジン生産技術部2課エンジニア
・海南大付属高校-海南工学専門学校(電子回路設計専攻)卒業。
高等専門学校出身(2年で卒業)なので、入社年度は牧・藤真と一緒。
・藤真直属の部下。藤真を尊敬しており、相当に懐いている。
・電子回路設計(CAD)のエキスパート。精神状態にムラがあるが、とにかく処理速度が速い。
人の半分の時間で図面を描き上げる。しかしちょこミス多し(毎回藤真が検図する)。
・ネクタイはしていない。
いつもシャツのボタンの1番上を開けている(苦しいのが嫌い)。
・髪の長さは高校時代から変わらず、長め。
・残業中や気合の入っている時、納期前は髪の毛をまとめる。
前髪をヘアピン留めしたり、ちょんまげにしたり、ヘアバンドを装着したりする。
・朝のフレックスタイムぎりぎりの10時出勤滑り込みが特技。
・(図面描いていてソフトに障害が発生)「あーもー!!!うっきー!!!」が口癖。
・職場の女子のマスコット的存在。
・実家から通っている。実家には姉が2人、妹が1人。
■伊藤卓(25才)大卒3年目。
K電産エンジン生産技術部2課エンジニア
・言わずもがな、藤真とは翔陽高校のバスケで一緒だった。
・藤真直属の部下。清田は年下ながら先輩という微妙な立場だが
お互いキャラの相性が良いらしく、仲良くやっている。
・大学は情報系の学部を卒業している。藤真と同じで、大学では他県に出ており、Uターン就職した。
・礼儀正しく、上からも下からも好かれる。返事が良い。
・少し気が弱く、押しも弱い。そんな時は藤真が出て行く。
・「はいっ、すみません!」が口癖。でも腕は良い。
・年中しっかりネクタイ・ジャケット、タイピンまで装着している。
■神宗一郎(25才)大卒3年目。
K電産デザイン部。
・言わずもがな、牧と清田とは高校時代、海南大付属高校のバスケ部で一緒だった。
・県外の美大を卒業している。Uターン就職した。
・デザイン部のエース。車両の色から内装から、トータルで任されている。
担当車種がグッドデザイン賞を受賞した。
・今でも牧と清田とは仲が良い。
・(何か賞賛の言葉を言われて)「そんなことないですよ(ニコッ)」が口癖。
・会社近くで1人暮らし?
・ベストやカーディガンをお洒落に着こなす。ノーネクタイ派。
■花形透(26才)大卒院2年目。
K電産システム開発部。
・言わずもがな、藤真と伊藤とは翔陽高校のバスケで一緒だった。
・T大院卒。大学・大学院では航空宇宙工学を専攻。
現在は人手不足でシステム開発部にいるが、いずれは航空部門へ異動する予定。
だが、非常に優秀であるためシステム開発部の上司が彼を手放したがらない。
・今でも藤真と伊藤とは仲が良い。
「(上司に報告する際に)結論から申しますと」が口癖。
・実家暮らし。
・年中しっかりネクタイ・ジャケット、タイピンまで装着している。
が、ネクタイの柄が野菜柄であったり、奇妙な動物柄であったり、
遊び心なのか単にダサいのかスレスレの社内女子の評価を受けている。
女子社員の中で密かな話題↓
「ねぇねぇ、今日の花形さんのネクタイ見た!?」
「見た見た!遮光器土偶柄でしょ!?」
「さすがにびっくりしたわよ!この前のフライパン柄の時の驚きをさらに更新よ!」
「どこで売ってるのかしらね。ああいうネクタイ・・・」
「そうよね・・それに、何であんなの選んじゃうのかしら(でも、そんなところが可愛いわよねw)」
「あれはないわよね・・(ああいう不思議なところに私はさらに惹かれるわw
花形さんの良さがわからないなんて、この娘はライバルではないはね。ほっほっほ)」
みたいな(笑)
話題に上がっているのを気付いてないのは渦中の花形だけ。
だけど、何故かモテる花形。就職してから一気にモテキが来た。
そしてモテキが来ていることも、渦中の花形だけ気付いていない。実は牧さんの次くらいに鈍い花形。
(※花形がモテだした理由として、T大ブランド志向が依然女子に根深くあることは否めない)
■流川楓(23才)大卒2年目。
K電産子会社のK電セキュリティー・警備部門
兼
K電産実業バスケ所属(牧とはチームメイト)
・言わずもがな、湘北高校出身バスケ部のエース。
その後バスケ推薦でC大学-1年アメリカ留学-K電産入社。
現在は出向扱いで子会社のK電セキュリティー・警備部門に配属されている。
・高校の頃から生活の感覚的には何も変わっていない。
三本柱は 食う-寝る-バスケ。
(牧とは異なり、流川には会社員であるという自覚はほぼない)
・警備部門は夜勤もあるが、バスケ優先なので彼は日勤のみ。
だが、それでも表の交通整理中に居眠りしたり(ボー立ちしていると思っていたら実は立ったまま寝ている)
正門窓口で来客者の対応をしようとしても、無口がアダとなって充分に務まらなかったりする。
・それでも、警備員の制服は眩しい程良く似合う。
女子社員から熱い視線を注がれる。
・練習、遠征、試合で忙しい彼(牧はそれでもほぼ毎日出社しているが)。
そんな彼が出勤するのはツチノコ並みの出没率。
「朝の門番担当の彼を目撃できるとその日1日ラッキー」というジンクスが
女子社員の間で囁かれている。
・「眠ぃ」「腹減った」「バスケしてぇ」が口癖。
(というか、1日に発する言葉が大抵この範疇に収まる)
・交友関係は謎。
・1人暮らし OR 実家暮らし? も謎。
・1度社内報の実業団特集で取材されてから、社内に流川楓親衛隊ができてしまった。
・ジャージで通勤する(警備の仕事をする時はすぐに制服に着替える)。
■赤木剛憲(26才)大卒4年目。
K電産のブレーキ部主任。
・牧-藤真-清田と同期入社(とはいっても、同期はウン千人いる。関係は希薄)
・エンジン部と並んで重要と言われるブレーキ部門に配属された優秀な社員。
何度も言うが、入社4年目で主任抜擢は異例の人事。牧-藤真-赤木は異例の出世ライン。
・昼食は食堂でいつも大盛りのご飯を3杯食べる(もちろんおかずは別に食べる)。
現役時代より随分肥えた。+20キログラム、100キロ大台超えはダテじゃない。
・実家暮らし。学生時代からの恋人との結婚が決まっている。
・(納期カツンカツンの業務に対して)「絶対にできる。諦めたらそこで試合終了だぞ!!」が口癖。
・藤真や牧と会うことはほとんどないが、彼らの活躍の噂を気にしている。
いつかお前らを倒してやるぞ、と目論んでいる(倒すより協力しようよ・・・同じ会社だよ)。
・木暮と連れだって流川(そこには牧も出ているのだが)の試合を見に行ったりする。
・スーツの基本を崩さず着用。社章もしっかり付けている。
ツータック。デ○の基本アイテム、サスペンダー装着必須もそろそろ秒読み。
■木暮公延(26才)大卒4年目。
K電産のブレーキ部。赤木と同じ部署。同じフロア。
・牧-藤真-清田-赤木と同期入社。
・天下のK電産で働けるのを誇らしく思っている(自分の実力で入社できると思っていなかった)。
・赤木に入社時に「K電産で全国制覇だ」と言われ意味がわからず「?」となったのに
勢いで「ああ。そうだな」と答えてしまった。ことなかれ主義。
・「(後輩に向かって)○○は本当によくやっているよ」、
「(上司に向かって)△△さんのおっしゃる通りです」が口癖。
・周りに流川のことを「高校バスケで同じチームだったんだ。その頃から大したやつでさ、これが!」
と自分の肉親であるかのように嬉しそうに自慢している。
・入社して間もなく社内で藤真に会った時に彼にフレンドリーに挨拶されて戸惑った。
近くで藤真を見た美しさのド迫力に、尻もちをつきそうになったとか、ならないとか。
・スーツを爽やかに着こなす。いつも小奇麗にしている。実は隠れブランド志向。
メガネマニア・コレクターで12本も所有している。気分によって毎日変えている。
・実家暮らし。通勤に2時間!かけて通っている。
■岸本実理(26才)高卒8年目。
K電産の社員。本社内工場のエンジン製造ラインで現場監督を務める。
・豊玉高校を卒業してK電産関西工場に入社。
そこでの功績が認められ、本社に栄転。
(当初は関西への愛着を捨て切れず、関東行きを渋ったが周りの後押しもあり結局異動)
・口は悪いが職場の信頼は厚い。
・口癖は「黙っとれ!!」(大抵これで皆ひるむが、藤真には効かない)
・藤真の部署とは仕事で関わる。お互い、グループの責任者同士。
(藤真のいるエンジン生産技術部で設計・開発した製品を
岸本のいるエンジン製造ラインで試作品製造→量産製造する)
・職場でしばしば藤真とトラッシュトーキングする。
本人たちより見ている周りが冷や冷やしている。
いつも、岸本は感情的になるが藤真はそうでもない(藤真の方が大抵いつも口で勝つから)。
・見かけは高校の時より凄味を増している。
長髪は変わっていない。ロン毛・黒髪の前髪なし。仕事中は1本で縛ってまとめている。
・幼馴染でもあり、豊玉高校バスケ時代を一緒に過ごした親友・南烈とは
遠距離ながら、今でも交流がある(南は大学で薬学を学び、実家の薬局、南龍生堂を継いでいる)
・服装は会社支給の職服(ツナギ)に、安全靴。作業中の安全メガネは必須アイテム。
・左耳にピアスをしている。
・喫煙者。禁煙に何度か挑んでいるが、その度に失敗している。
・K電産から程近い社宅に住んでいる。
・藤真しか知らない、彼の秘密?がある。
■仙道彰(25才)?卒、社会人?年目。
自動販売機管理会社勤務。K電産本社の担当。
・自販機のメンテナンスからドリンクの入荷・入れ替えまで全般。
・信長とはよく廊下でバッタリ会う。
・「さあ 行こーか」(どこへ?)
「はっはっは うんうん」
・勤務会社が支給する青色のジャンパーを着ている。
・謎の多い人物。
・K電産女子社員の間で話題のイケメンとされている。