2013年5月某日 AM2:00
@????
神宗一郎
――あれから8年経ちましたね。
いつも思うんだけど・・不思議ですよね。
時間って、矛盾する2つの性質を持っている。
だって振り返ると あっという間だった とも言えるし、
永遠に続くみたいだった とも言えるでしょう?
どっちなんだ結局、みたいな。
・・え?ああ、ごめんなさい――
でも少なくとも、俺にとってはその両方だったから。
――あなたにとっては、この8年間はどうでしたか?
何か、変わりましたか?
それとも、変わりないですか?
どちらにせよ、外見はほとんど変わってないみたいだね・・・
ああ、何でそれ聞いて怒るかな?
大抵の人は、成人超えたら年は取りたくないものなんですよ。
・・・ええ、本当ですよ。何でそんなところで嘘つく必要があるんです?
年齢の事は、もういいって?ふふ・・・わかりました。
でも、時間だけは誰しも平等に流れるものですよね。
長さの感じ方が違うだけで。
あとは、個々の寿命の問題か。
あ、これは全然平等じゃないや。
とにかく俺は・・
”誰しも” のことは興味はないんですよ。
あなたにしか。
あなたにとって、どんな8年間だったのか。
・・・もうすぐ、俺にもわかるチャンスが来るのかもしれません。
うん、それがどのようであったとしても・・・
俺は驚かないし、失望もしません。
俺がそこにいなかった、独占できなかった8年間なんて。
そんなものは、すぐに存在しなかったことになるから、安心して。
俺のために。
あなたのために。
2人のために。
穴埋めなんて、ずっとずっと準備してきた俺にとっては
簡単すぎることだから。
方法は、色々あります。
え?怖い?・・・大丈夫。
あなたはただ、俺を信じて、全部任せて・・・ね。
・・今後必要なものは、そんなにないですよ。
生活していけるだけのお金でしょ、それに
セックス、ドラッグ、ロックンロール。
これは、忘れちゃいけない。
どれも生きて行くために、欠かせない数少ない享楽。
それ以外は、誰も、何も、必要ないんです。
俺なら、全部あなたにあげることができるよ。
・・ええ、それはもう、惜しみなく。
ん?・・ロックンロールはね、今でも聴いているよ。本当ですよ。
疑うんだったら・・ほら、このオレンジのヘッドフォンつけてみて。
・・・驚いた?そう!これ、8年前の音源だよ。
あなたと俺のドラムとベースの絡みは、
何度聴いても、何時聴いても最高だから。
真実か嘘か。
正義か罪か。
善か悪か。
慈しみか憎しみか。
現実か幻か。
創造か破壊か。
・・・できれば、あなたの喜ぶ方をあげたいな。
でもね、俺自身はどっちだって・・・
その両方だったとしても、構わないんです。
そこにあなたがいるのであれば、
そんなものは、どうでも。どうにでも。
はい、はい・・・ああ、泣かないで。
長い間待たせて、本当にごめんなさい。
準備に、こんなに手間取るはずじゃなかったんです。
寂しい思いをさせたね。
そんなに拗ねないで。
可愛い顔が台無しですよ。
俺だって・・・この再会をどんなに待ちわびたことか。
・・・うん、再会の日、6月4日の火曜日は
できるだけ身軽にしてきてくださいね。
たくさん踊るつもりでいるから。
それはもう、夜明けまでずっと。
さぁ、パーティーは、これから―――。
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2013年6月4日大安・晴れの日、
ついに神藤祭の始まりです。
こんな恐ろしい祭りは、1年に1度で多すぎるくらいだと書く程にやつれていっております(笑)。
でも、やりきりますよー。
・・・この祭りがうちの神藤の集大成になりますように。
2013.06.04 大安吉日
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